互いの幼少を知っており、「今」より「過去」の人間が目の前に座っているような錯覚を起こす。
だからこそ少しでも暖かい場所で話をしたい。
こうなると陶淵明の「歳月人を待たず」しかないのである。
人生無根蒂 飄如陌上塵実家に書籍を置いてきたものだから適当に訳しては見たが、一番いいものはたぶん漫画『栄光無き天才たち』で書かれた川島雄三訳ではかろうか。詳しくは漫画を参照されたい。
分散逐風轉 此已非常身
落地爲兄弟 何必骨肉親
得歡當作樂 斗酒聚比鄰
盛年不重來 一日難再晨
及時當勉勵 歳月不待人
人生は根もヘタもない 路上に漂う塵のようなものだ
風に漂い散り散りになるように 自分の身も常に同じくあるわけではない
この世に生まれればみな兄弟 骨肉の間柄だけではないだろう
嬉しい時は楽しもう 友達を集めて飲もうじゃないか
盛りの時は二度と来ない 一日に二度の朝はないように
その時々を楽しもう 歳月は人を待ってくれないのだから
この詩の一番好きなところは「斗酒聚比鄰」 (トシュヒリンヲアツメヨ)である。 一期一会を大事にして、どんな一瞬でも楽しく生きようとするやわらかい強さを感じる。
いいお酒を飲むことができた記念。
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