| 小出裕章 『原発のウソ (扶桑社新書)』 |
日本が原子力発電をはじめてから、まだ45年しか経っていません。<中略>それなのに低レベル放射性廃棄物は「300年お守りする」などという約束をしている。(P178)
国が低レベル放射性廃棄物を六ヶ所村に埋めて、300年管理すると言っている。この計画に対して、明治維新から143年しか経っておらず、300年さかのぼれば忠臣蔵をやっていたではないかと小出氏は言う。高レベル放射性廃棄物にいたっては~万年安全性が保たれなければならない。明日の天気予報だって外れるくらいなのに、~万年なんてものは想像の対象外である。
科学技術への信頼が高く、原子力が抱える問題もやがて解決すると踏めた明るい時代があったことは確かだ。だから、誰が悪いなどと全てを否定をする訳にも行かない。しかし、夢から覚めた今、事実に基づいて現実に向き合わなければならない。原発のゴミの管理は国が現在行うような方法しかないのか、近い将来に技術革新が見込まれるのか、国民も政治家も役人も経営者も技術者も全てをファクトベースで見つめなおして考え抜く。原発も含めたエネルギーのあり方全てに。
