| 山口周 『天職は寝て待て』 新しい転職・就活・キャリア論 |
「好き」と「得意」の軸から職を選ぶ方法がある。しかし、「好き」のレベルには「やってみたら好き」から「誰に言われずとも行動している程好き」まである。また、「得意」と言っても、その職業に就く前から必要な能力を熟知し「得意」と言う人は少ない。だからこそ、柔軟性を持って「いい偶然」を引き寄せることが大事で、この「いい偶然」を引き寄せるためにも、今やっている仕事、今持っている人のつながりを大切にすべきと筆者は説く。
山口氏の論考を読めば、「ありたい姿」を無理に設定して走るより、偶然を大事にして職業に変化を作り、結果的に「ありたかった姿」にたどり着く方が現実的だと分かる。もちろん、あるべき自己像に向けてひたすら努力をする方法を否定する話ではないが、一方の方法として極めて真っ当な話であると思う。
評価:★★★ (★★★:とても良い ★★☆:良い ★☆☆:普通 ☆☆☆:好きな人向け)
寸評:就活も転職も実際は自身の「欲」に絡んで選択する部分もあるので内省は大事。
参考リンク: amazon: 山口周 『天職は寝て待て 新しい転職・就活・キャリア論 』 光文社 2012
