
・判定:買い(バイ)
・戦闘力:★★★★☆
・感動:★★★★☆
・
Amazon Kindle Paperwhite
電子書籍で先鞭をつけたのはソニーです。
1990年発売のデータディスクマン。子供時代、友人の父親が持っていて、何に使うのか皆目理解できなかった訳ですが、もっさりと辞書が動いていたのを覚えています。その後、ソニーの面白発明の一つとして、フェードアウトしたようです。その遺産は同社のReaderに受け継がれています。
20年後の2010年、シャープが電子書籍GARAPAGOSを発表。ちょっと駄目だとすぐ撤退というコクはないがキレのある経営に定評があるシャープだけに、当初の力の入れようが逆に通の不安をあおります。結局、普及せず予想通り端末は打ち切られました。いつもと違った力み加減とネーミングが自虐という「2段構え諧謔(かいぎゃく)」により、歴史にその名を残しました。
そんなシャープを上回るハッチャケぶりなのは楽天Kobo。内容は
以前のエントリや、
他のページの通りです。ギターマンや考古学者様専用機のポジションを着々と固め、電子書籍界を地獄の底から支配し始めています。今後の展開にいろんな意味で注目です。
そんなやや不毛な電子書籍業界に昨年11月、Amazon Kindle Paperwhiteが登場しました。2009年のKindle1に始まり、酷評や非難の雨あられを潜り抜け、苦労の分だけ鍛えられたサービスと使いやすさが売りです。
ちなみにKidle Paperwhiteならびに電子書籍端末は読書人専用機(漫画含)と思っていただいて結構です。間違っても動画は動きませんし、音楽も再生できません。ただただ本を読み、愉悦に浸るための機械です。「あーだめだめ、本読まねぇわ」と思ったら、一生関係ありません。
さて、この機械のポイントは購入~読書までが非常に楽で、書籍本文の辞書引きやライン引き(ハイライト機能)などの使い勝手も悪くありません。また、E-Ink画面も高精細で液晶と違って目がつかれません。トータルの機能性では本の上を行っています。
一回読めば永久に本棚入りしてしまいかねないエッセイ本や経営本などに最適です。また、青空文庫により岩波文庫の明治系作家は片っ端から捨てることにしました。「本棚に岩波」はインテリの証という気持ちもないわけではないですが、読まぬなら捨てろという未開人(嫁)には無力でした。まだコンテンツ数が少ないのが難点ですが、新刊中心に揃ってきているので今後に注目です。
しかし、残念な点は漫画です。閲覧方法はページ毎か、画面を四等分にして右上→左上→右下→左下に移動する方式を選択できます。元が大きいサイズの漫画はページ毎閲覧は細かすぎて読めません。かといって、四等分モードだとページ中央部にコマがある場合、一回戻ったり進めたりと上下左右の繊細な動きが必要です。どうせならコマ毎にズームして欲しい。むしろ、マスト項目だろうと心から叫んでおくことにします。
また、書籍の貸し借りも中古販売もできない割に割引率は低いです。転売が見込めるものなどは紙で買いましょう。電子化が進むと絶版によるレア本というのが減少するのかもしれませんが・・・。
結論ですが、本読み人は「買い(バイ)」です。もちろん、井上ひさし先生のように、本読みは本の重みで家の床を抜いてナンボとお考えの方は無理しなくて良いです。
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