Monday, May 21, 2012

引用|確信なき様 ~江夏美好 『雪の碑』より

江夏美好
『雪の碑』
・・・・・・登山案内人が宿を出発するとき、足取り早く出かける者程未熟な証です、と申しても大体間違いないと思います。どうしても確信のない者は焦ります。早く目的地に着きたがります。・・・・・山の犠牲者となる人達は多く不案内な狼狽によって、過失を繰り返して・・・・・(江夏美好『雪の碑』P26)
大正期の社会事業家である篠原無然を書いた小説『雪の碑』に、無然の手記が載っている。確信のない者は焦る。成る程、今の自分もそうではないかとドキリとする。

しかし、手記の書き手である無然もまた、冬の安房峠で遭難死する。

参考リンク:amazon:江夏美好 『雪の碑』 河出書房新社 1980
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引用|篠原無然という人 ~井上理津子 『最後の色街 飛田』より 

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