優良企業は、顧客や消費者に対して良き商品・サービスを提供できるから経営も社員の雇用も安定しているのであって、社員の雇用を守ろうとしたから優良企業になったわけではない。
雇用リスクを企業の内側だけに抱えて、その配分をどうするかを検討するよりも、社会に幅広く転職、転身や起業の機会を提供する方が会社、個人とも選択肢が増える。(P165-166)
社会に出て驚いたのは「組織が第一」と発想する人が多いことだった。組織維持のために良き商品・サービスを提供するのか、良き商品・サービスを提供するために組織を作るのか。二者択一ではないが、目的が倒錯するとどうしても「良き商品・サービス」ではなく「組織維持」の都合が優先されてしまう。そんな危うさを感じ続けている。
また、正社員の雇用保障のために、あまりに多くの人材の雇用が不安定化している。長期的な成長が望める経済でないと長期で人を雇うことのメリットを発揮できない。一組織で雇用の安定を図るのではなく、社会の中で働く機会をたくさん作るほうが現状ではメリットが大きいし、そうでなければ変化と競争の時代を乗りきれない。
参考リンク: amazon: 人事部は見ている。 (日経プレミアシリーズ)
No comments:
Post a Comment