Sunday, April 22, 2012

引用|顧客志向~ケン・オーレッタ 『グーグル秘録』

ケン・オーレッタ
『グーグル秘録』

検索結果が適切であるほど、ユーザーがヤフーのホームページを離れるまでのページビューが少なくなってしまう。十ページ閲覧する代わりに、二~三ページしか見ないようになれば、ヤフーが広告主に対して売り物にしているページビューが減少してしまうと恐れたのだ。(P7273
Googleが成功したのは、優れた検索アルゴリズムを持っている以上に顧客志向であったためだ。2000年代前半、ネットの入口を押さえるべくヤフーなどの主要なプレーヤーがポータルサイト戦略を展開していた頃、Googleはユーザーが求めているのはポータルサイトの情報に囲い込まれることではなく、ほしい検索結果が得られ、目当てのサイトに行き着くことだと考えた。ヤフーも他のサイトも「ユーザーが求める検索結果」より「広告主が見せたい検索結果」を重視していたし、それ以上に自社コンテンツにユーザーを囲い込み、如何に広告媒体として魅力的かをアピールすることに必死だった。

結局Googleがその圧倒的な利便性で閲覧数を伸ばし、広告媒体としても勝ち残っていった。一方で、米国のヤフーは自社ページの閲覧回数を増やすことができず伸び悩んでいる。同じヤフーでも日本法人は「検索」の部分をGoogleのシステムに任せ、魅力的なコンテンツ作りに注力して国内で最有力のポータルサイトとなった。

技術志向にせよ、コンテンツ志向にせよ、「顧客志向」が大きな要素となるという話。

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