| 全線ごゆっくりと動いていらっしゃる (人はそれを交通麻痺と呼ぶが) |
東京の雪。
子供の頃、保育園の館長先生が園近くの坂道でスキーをしていた。帰りがけの子供を抱き上げ坂下まで滑る。山手線の内側の話・・・。
2月の深々と降る東京の雪の静かさを、子供心に覚えている。友達の家に入った時の温かさと、下町特有の狭い部屋にきつい木造階段のにおい。
交通機関が乱れたっていいじゃないか。
泡のような仕事が半日遅れたって別に世界はなんの問題もない。
変えたくないのは、大人たちの習慣だろう。
朝起きて、しかめっ面して仕事へ行く。ただ、そのことの繰り返しが安心する。
だから、雪が降るとピーキャー言う。
一歩立ち止まって、みぞれ模様の空を見る方が、よっぽど気持ちがいいじゃないか。
仕事だってはかどる。
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