| 頭から湯気がでる |
浴衣というと、20代の酸っぱい思い出がいくつかフラッシュバックいたします。
目をつむって、天を仰ぎ見て心の中で謝りました。
さて、最近早朝の夢に新しいパターンが加わりました。
ちなみに、良くあるパターンはこれ。
大学を出たはずが、実は高校を卒業していないことが分かり、もう一度高校生をやり直す。しかし、授業をほとんどさぼり体育(数学や国語の時もある)の出席日数が卒業要件に届いていない。焦りながらも思案する自分・・・といったもの。
そして、新パターンはこれ。
大学5年目の夏、取れているはずの2単位が取れておらず、卒業がさらに遠のき焦る。
「学校シリーズ」に新作かよっ! と、ガバリと起きてツッコミを入れました。
・ ・ ・ ・ ・
さて、枕はこの辺で。〓 淵弘 『朝鮮人特攻隊』を読了。
頭の中で、近現代韓国政治の見取り図が少しずつできてきました。箇条書きにするとこう。
- 韓国政治には民族主義(反米・反日)の強い流れがある
- 同政治には日本統治時代の朝鮮人エリート軍人や官僚による中道的流れがある(あった)
- 上記2つの流れの政治闘争から、「歴史」が糾弾の道具となりやすい
- 中道的流れは日本統治時代経験者が鬼籍に入り細っている
これで、今まで読んだ韓国本の内容が頭の中でつながりました。
民族主義的な流れの話を例に取ってみます。
盧泰愚大統領の時代に「親日法」ができました。これは、日本統治時代に日本に協力して利益を得た人を断罪する法律です。
本書によれば、ターゲットは盧泰愚氏の政敵であるハンナラ党 党首 朴槿惠氏。父親の朴正煕元大統領が日本統治下の満州の軍人ですから、遡及的に罪人にすれば朴槿惠氏にダメージを与えられます。
ただ、問題がありました。
日本統治時代には朝鮮人を主体とする国家は存在しないので、多かれ少なかれ韓国の方々の親は統治していた日本に関係しているわけです。例えば、出世しよう思えば官吏の道に行きました。また、民族的な力をつけるためにエリート軍人を目指した人も沢山いたわけです。
そのため、盧泰愚氏の側近の親もこの法律に引っ掛かることが分かり、数人辞任していきました。いわゆる「返り血を浴びる」という話です。
一例として挙げましたが、韓国にはこのような政治的状況が今も激しく続いています。
ですから、「朝鮮人特攻隊」の歴史は、隘路というべき状態にはまり込んでしまいました。政治状況によってその評価が極端に左右されるため、弔いもできず、その思いをくみ取る作業も進まなくなったのです。
その欠けたピースをなんとか埋めようと奮闘したのが本書なのだと思います。
日本の戦争の歴史には、政治性を帯びた様々な言葉が今なお戦わされています。その是非には入りませんが、一読者として著者の基本的な姿勢に共感いたします。
歴史観の対立は、今も深まる一方だが、歴史はあくまでも歴史にゆだねるべきではなかろうか。戦争で死んだ人が売国奴の犬死と蔑まれ、生き残った人が英雄になるのだとしたら、いずれの歴史解釈も間違っていることになる。
〓 淵弘 『朝鮮人特攻隊』
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