| 西原理恵子 『生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント』 |
ようするに、せっかく保険かけてたのに、いざ保険金が下りたら「いりません」っていってるみたいなもん。「なんで?」って聞いたら、「オレは男だから」って、顔洗って出直してこい! 働く嫁ほど、この世でありがたいものはないんだから。西原氏と言うと、マージャンや旅行だけでなく、元旦那さんの看取りを書いたエッセイ漫画があったりと、人生の猛者のようなイメージがある。
そんな氏の新刊は一問一答形式の人生相談である。人生の猛者なので、一つ一つの回答の切れがよい。その一つに、働いている奥さんが失業した旦那に家事をやれと言うのは如何?との質問の答えがあった。
生活の柱が何本もあるに越したことはない。高度成長期、会社が疑似共同体モデルで動いていた時であっても、旦那さんが過労死してしまった家庭というのは、お世辞にも「守られている」とは言い難かった。今でも多く農家や自営業は共働きが前提であるし、主婦が行っていた「家政」だって以前は生活上で欠いてはならない仕事であった。「生活上の必要」で役割分担が行われていたのであって、男の沽券は関係ない。
現在、生活に必要なのだから、奥さんも稼いでくれればこれほどありがたいことはない。
・・・と、結婚してから分かりました。
参考リンク: 西原理恵子 『生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント』 文芸春秋 2012
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