Monday, January 12, 2015

日々|本当のことは言わない

佐川男子といいながら女子も。親切仕様。

「お頭が少々お薄くなられましたね」・・・とか。

「貴殿のような方々が、昨日2chまとめサイトに沢山お出になってましたよ」・・・とか。

「おつむがフリーズされておられますね。再起動してお出かけ直しくださいませ」・・・とか。

そんな感じでやさしく言葉をかけてくれる人は大切であります。


大人の皆様は、大人であるがゆえに本当のことは決して言いません。


本当のことを受け止めるには、八極拳の構えの如く大層聞く姿勢を用意しませんと、プライスレスな自尊の気持ちがぐらりと揺さぶられ、いじけるか、怒るかのいずこかで傷つかんとする己のハートを守るよりほかなくなります。

しかし、真剣が目前をかすろうとも、いや、直撃したとしても刮目せねばなりません。


例えば、不意に通りすがりの女子等に

「キモっ」

とか

「あのリーマン、社会の窓が開いてる」


とか言われると、こちらは残心どころか全く生まれたままのノーガードなハートですから、そのままみぞおちのホットスポットに拳が直撃し、2〜3分立ち上がれなくなります。

しかし、聞く姿勢を常に用意していれば大丈夫です。


女子「キモ」→
我『左様。』

女子「あのリーマン、社会の窓が開いている」→
我『オープン・イノベーションっ!』


と、余裕をもって返せます。返してもキモいのは変わりありませんが、やはり胸をはって生きたいものです。

ムッツリと言われるなら、ただの助平の方がよい。

そういうことですよ。

しかしより大事なのは、そんな赤裸々な本当のことは、誰も言ってくれないということではないでしょうか?


「君は無職で独立とか騒いでるけど、死亡フラグ3本立ってるよ」・・・とか

「嫁が財産を自分の口座に寄せ始めてるよ」・・・とか

「そろそろアデノゲンはやめてプロペシアにしたら」・・・とか


先にも述べましたが、いちいち本当だと思うことを相手に話して、怒られたり、過度にいじけられたりしても嫌ではありませんか。不用意な真実の指摘は、相手のスネを不意に全力で蹴り上げるのと同じ行為でありますから。

しかし、本当らしきことを率直に言ってくれる人がいて、さらに、その事実をうまく認識できれば己の改善もできるものです。


相手「君は無職で独立とか騒いでるけど、死亡フラグ3本立ってるよ」→
我『死亡フラグ2本に減らしたら、地元に戻って結婚するんだ!』

相手「嫁が財産を自分の口座に寄せ始めてるよ」→
我『嫁のヒモになろう!』

相手「そろそろアデノゲンはやめてプロペシアにしたら」→
我『渡辺謙やジュートロウを目指そう!』


ほら、これでだいぶ生きやすくなるではありませんか。

自衛に最低限必要な自尊心は配備するにしても、いつでも真実に向き合える心を準備し、相手の目線が上だろうが下だろうが関係なく、駄目出しを得られるような関係を増やしていきたいものであります。

さはありながら、充実した皆様におかれましては、世の荒波から小さなハート(自尊心)を日々必死に守っている我々に対して正面から率直なるご感想をそのまま吐露されますと、大波に翻弄される小舟や掌中の蟻の如く、うっかりお捻り潰してしまいます。

か弱い卵ちゃんを割らない程度の、赤子の肌の如くなめらかかつフカフカなる婉曲表現にて、ご助言ご指導を給われれば幸いに存じます。

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