結果、長谷川哲也『ナポレオン』の台詞ばりに
「お前は男だ」
という、非常に暑苦しい台詞が脳内再生される場面が相次ぎまして、色々考えさせられる訳であります。
さて、この冬の全力運転中は、ナポレオンのロシア遠征に従軍したような心の風景(もちろんフランス側で)があった訳でありまして、その間、現実逃避のために色々本を読みました。
で、なかなかだと思ったのが読書会のお題だったデール・カーネギー『人を動かす』。
読書会のお題でなければ一生縁がなかった類いの本であり、慶太郎長谷川バリの胡散臭さを持って眺めていたカーネギー本でありました(慶太郎氏が本当に胡散臭いかは知りません!)。
もしくは、意識高い系社会人必携、本人をよりウザい人間にするためのマストアイテムとして強く敬遠しておったわけです。
しかし、お題なので完読いたしました。
この『人を動かす』、300ページに渡り人間関係を円滑にし、かつ自分の目的を達成させるためのノウハウが綴られておる訳ですが、ざっくり三行で言うと
- 相手の立場を顧みて話す
- 議論を避け相手の顔を潰さない
- けなさず誉めることで相手に反抗心を起こさせないことが肝要
であります。
私も含めて、まったく真逆かつ清々しい程の濃厚で暑苦しい「殴り愛=友情方式」のコミュの真っただ中に置かれている状況では、本書は一種の清涼剤と機能いたしました。しかし、カーネギースタイルの実践を通して、私はライトノベルの主人公男キャラとして「ツッコミをいれつつ、ヤレヤレ」とやっていれば、万事解決するおいしいポジションを獲得いたしまして、冬将軍によって息絶えていく友軍の惨状の中でも、割合元気に過ごしていた訳です。
大変残念ながらヒロインもまた男でありますが。
と、なかなか回りくどい話ではありますが、要するに、コミュニケーション方法を考える上で、意外と役に立ったということであります。
ただし、本書の技術的なところばかりに目がいって、表面上だけまねると大変ウザい人間になるのも必至。用法・容量を守ってご利用いただきたいところです。
その注意の上で、本書の内容はコミュニケーションの基本に割と忠実だと思われますので、お役に立つ部分もあるかと思います。
えぇ、私めも十分ウザかったかのでしょうが!
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