Friday, September 20, 2013

雑評|死に至る余裕を考える 〜ベンチャーのつまずき

とかく人間、不足することに対して強い関心を抱くのですが、余裕があるときにどうあるべきかは見過ごしがちです。

ソフトブレーンの創業者 宋 文洲氏がこんなことを書いていました。

もともとひた向きで堅実に経営していたベンチャー仲間が、ベンチャーキャピタルから大金をもらうと急に余計な設備を導入し、余計な事業に乗り出した結果、会社が傾いた実例はよく知っています。
宋メール232号 論長論短 No.199より

似たような例では、IPOで資金が潤沢になった企業は、突然事業展開が杜撰になったりします。

資金が少ないときは、よく考えないと「新しい手を打てない」のですが、資金に余裕があると考えようが考えまいが、「新しい手を打てる」ためです。荒っぽい企業買収で自爆したインデックス師の歩みなどは、実際よくある話です。

その逆もあります。

調達した資金を寝かしまう企業です。資金的余裕があるという安心感から、事業展開の勢いが鈍ります。mixi師などは、そのようにお見受けいたしました。そして、金庫に突っ込むだけの金を献上した投資家諸氏は、その後お元気なのでしょうか。

こうして、勝って兜の緒は緩みまくり、そのうち頭からばっくり叩き切られます。

突然の暴飲暴食、突然の運動、突然の大金は身体に毒です。知識や自制がなければ、余裕や過剰が大変な災いをもたらします。

有頂天にならない訓練も大事だなと改めて思う次第です。

「余裕があるときに訪れる危機」を簡単に体験したい方は、ボーナスをFXに突っ込んではいかがでしょうか。楽しいですよ。

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