さて、すずしい夏。読書です。
宮崎駿監督の『風立ちぬ』公開を記念して、堀越二郎『零戦』を読みました。
堀越氏は東京帝大の航空学科から三菱重工の技師となり、零戦を設計しました。その独創により零戦は、世界水準を遥かに超えた戦闘機となりました。色々印象はあるのですが、堀越氏の痛烈な飛行機への愛がばしばし伝わってきます。
穏やかで分かり易い簡潔な文章の中に、業や狂に近い要素が潜んでいる恐ろしい本です。
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黒田勝弘『韓国 反日感情の正体』もなにやら一筋縄ではいかない本でした。
黒田氏は通算30年も韓国駐在しており、韓国メディアからの愛憎を30年間一身に受けつつ、なおも氏の韓国愛はやみません。しかして、外国としての日本の主張を発信し続けます。
黒田氏の「反日は元気の源」という言葉に集約されるように、そんなことで元気がでるのならば、それでよろしいのではないかと思いました。なにより、あれだけ反日だという割には、渡航した日本人が暴行を受けたというニュースはほとんどありません。
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一週間の締めくくりは門田隆将『死の淵を見た男』で一日が終わりました。
福島第一原発事故を書いたルポタージュであり、事故当時の所長 吉田昌郎氏のインタビューなど貴重な証言を通して、「その時」が書かれています。
あまりに非現実すぎる話に圧倒され、読んだ後脱力してしまいました。3月11日からその後数か月にわたって福島は命のやり取りがある戦場の最前線でした。吉田氏がその当時の所長だったというのは、社会にとって天佑と言うほかありません。
さて、原発というと「おまえはどっちだ」という話になるわけですが、この点については門田氏のあとがきを支持したいと思います。
と、読み物づいた7月の半ば。
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