| 司馬遼太郎 『アジアの中の日本』 |
情報というのは、見なくてわかる能力だから、情報を受けるのには、たいへんな研ぎすました認識能力が必要になる。情報なんていくらでもくるから、結局、受け手の問題ですよね。日本人は受け手の能力に欠けた民族なんやろな。いやな情報は捨てる(笑)。(P150)現場に視点を据えて、データで語れと大先輩に教わった。実際、うまくいっていない組織的課題の多くが、この原則をはずしていることに起因している。山本七平氏は日本の組織的決定の様子を「空気の支配」と呼んだが、「空気」を打ち破るのは現実を直視する力である。皆が場の雰囲気に流されるのを防ぎ、メンバーの目を現実に向けさせることが、日本におけるリーダーの役割の一つだろう。
参考リンクamazon: アジアの中の日本―司馬遼太郎対話選集〈9〉 (文春文庫)
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